http://diskunion.net/rock/ct/detail/RY180405KFK01
- 1. Torobayashi
- 2. Gentaka Bushi
- 3. Akusekijima
- 4. Torobayashi In Dub (Japan Blues excursion)
変則新民謡キラー、エレクトロ登呂ばやし収録! 果たして存在するのか電子民謡界のニュー・スタンダード! 待望のNEW MINYO EPが12″リリース!
2010年からテクノ、ロック、ブルース、ヒップホップをベースに活動を重ね、つい先日はEM RECORDSからの映画「バンコクナイツ」トリビュート盤『田舎はいいね』 12″EPでタイの田舎歌謡ルークトゥンに日本の原風景を表出させた 東京アンダーグラウンド・シーンが誇る民俗エレクトロ・ミニマル音響カルテット、くふき。
長く現場で試し続けていたリアル民謡チューンの数々が、英国における日本音楽発掘の第一人者である 元HONEST JON’SのHOWARD WILLIAMSことJAPAN BLUESが新たに立ち上げたLES EDITIONS JAPONAISのレーベル第1弾として遂に待望のアナログ・リリース!
2016年4月、HOWARD WILLIAMS、俚謡山脈、くふきが新宿歌舞伎町BE-WAVEの地下フロアで邂逅したことからスタートしたプロジェクト。その時点ですでに俚謡山脈クラシックとしてフロアを沸かせ、盟友くふきにカヴァー・ネタとして提供されていた静岡の変則新民謡キラー”登呂ばやし”に、その日ゲストDJとして迎えられたHOWARDが即座に反応、その場で話が決まり紆余曲折を経て本リリースへと至っています。
元々かなりウィキッドな構造を持っていたまさしくニュー・ウェーヴ民謡”登呂ばやし”が電子的に解体再構築され生まれ変わったエレクトロ”TOROBAYASHI”をA面に、カップリングにはこちらも当時からアップデートを続けられた硬派でキレキレの茨城民謡”げんたか節”、さらに阿波踊りなど日本各地でみられる日本民謡ダンス・チューンの定番「はいや」系を下敷きにしたくふきのオリジナル・チューン”悪石島”、そして民謡の流転のネクスト・ステージを物語るようにダブに浸かるJAPAN BLUESによる”TOROBAYASHI IN DUB”をコンパイル。
TOROBAYASHI:
登呂ばやしは「黄金の声」の異名を持つ名人、初代鈴木正夫(MASAO SUZUKI)が唄う静岡県の新民謡である。当地の名物を歌詞に詠み込んだ民謡風の唄を「新民謡」と呼び、詠み人知らずの唄が大多数を占める元々の「民謡」と区別している。この登呂ばやしはビクターの名アレンジャー/作曲家である小沢直与志(NAOYOSHI OZAWA)の手により作られた。民謡のレコードをプレイするDJユニット俚謡山脈(RIYO MOUNTAINS)のセット・リストにも頻繁に上るキラー・チューンである。
GENTAKA-BUSHI:
茨城県に伝わる甚句(JINKU)形式(7-7-7-5で構成される詞の形式)の唄で、広く千葉や東京の沿岸部でも唄われていた。くふきのバージョンは茨城県の生んだ名民謡歌手である福田佑子(YUKO FUKUDA)のヴァージョンをベースに、北関東の荒涼としたフィーリング、国道6号線沿いの光景を重ね合わせている。